食欲の秋は高校生にかぎる。

最近あまり量を食べられなくなったと思う。
随分高校生からも遠ざかったと思う。
いつの間にかまた年を取った。
高校生活にはあまりぱっとする思い出がないようで、そんなこと無い気もする。
ただただ過ぎていく毎日をそれなりにこなしていた。
永遠には感じなかったし、失ったら二度と取り戻せない儚さもなかった。結果としても。
ただ、素直にバカできた時間であったのは事実だ。今でもできるけど。

過去に戻りたいという意見に対して大抵そんなことはないなぁと思っているけど
ある一瞬をもう一度体験できるなら戻りたい地点は沢山あるのかもしれない。
そういう所に少し疎い。振り返ると色々思い出してしまうからだ。
そうやって曖昧にして、簡単には思い出せないモヤの向こうに記憶を置いてくる、
それの繰り返しが少し今は勿体ない気もしている。
少しまた大人になった。昔の自分と少し向き合える。

一週間が少しずつまた加速し始めている。この生活にも慣れてきたのだろう。
少しずつ余裕が生まれるといいな。