また夏が来た。
今年も暑い。
たまの三連休にはうってつけの暑さ。
グレッグ・イーガンのゼンデギをちょっと前に読んだ。
この小説はつい最近の出来事と、近未来を描いていて、
SFとしては読みやすい部類。
中東の情勢の多少勉強にもなる。
核となる話はイーガンお得意のものだなぁと。
割とあの手の話に弱い。
イーガンも極限まで主人公を追い詰める。
でも息子はかわいい。
人間がペットを可愛いと思うのは、
見た目の可愛さもあるけど、
何を考えているのか、類推して納得できるからかなと。
コレが人間関係だとそうはいかない。
ペットよりはよっぽど感情も読めるし、意思疎通もできる。
でも一番肝心なところ、ココロの柔らかいところを曝け出すのは難しいし、
誰でも彼でもやるべきことじゃない。
理解しようとして傷つき、分からなくなって遠ざけて、
いつしかお互い丁度よい距離に落ち着いたつもりになっている。
でも誰しも同じままではいられない。
人間は色々なことに飽きるし、いつの間にか考え方もかわっていく。
そんなことを思いました。