勝った負けたのすったもんだ。

 勝ちたいというよりは、優位に立ちたいっていう意識が多分内面凄くあると思う。だからできるだけたくさんの事を知っておきたいと思う。そうすることで、安心できる気がする。突然の知らせには慣れていないのかなぁ。と言うより僕の基本的な防衛本能は元来母親に対するものであったから、多分それが原因かな。こういう事を言うとどういう風に思われるかみたいのをある程度先回りして考えるのも、そこにあると思われ。
 だから、何も無い場所での会話は結構浮ついてしまう。嫌いじゃ無いけど。本来の調子が出ないなぁと思っているうちにどんどん進んでくれればいいけど、お通夜みたいになるとひたすら焦る。少しは最近話さないでいる空気にも慣れましたが。書けば書くほど要領を得ない感じになってるなぁこのテーマ。
 会話ってのもそもそも主導権争いみたいな所があると思う。議論ってのはお互いを尊重して初めて成り立つものでたいていの場合はどちらかが一方的に論破or蘊蓄たれることになる。そうなるときもやっぱり多く知ってる方が有利で、また議論するためにもそれは必要である。専門知識の切れ端でもあれば相手は多少構えてくれるので、フルぼっこにされにくくなる。
 そうやった先に何があるのかってのが1番よく分からない所で。最高に上手にコントロールできた会話ってある意味手綱を全く引けてないけどころころと上手に何処までも転がっていく訳である。でも世の中そうそううまくいくもんじゃない。失敗したっていいじゃないかみつを。的な境地に達するには少し若いのかなぁ。とりあえずもうちょっと生き急ぎたい。