腑抜けども。ー以下省略ー

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ。を読んだ。結構前のトップランナーに出ていて気になっていたのだ。感想は、小説としては普通。アマゾンとかで読むと演劇だとすごいとのこと。四分の三まではぐいぐいひっぱてきたのだけど。何とも言えないのはこれが才能について書かれていること。エゴだの超自我だの。この辺はなかなか小説にはでてこない。こんなもの出したらエンターテーメントとして破たんした小説になりかねない。(犯人とか脇役ならいいけど)自分勝手で未熟な視点から見れば、こういうのをのりこえて一つの人格が出てくるのかみたいな。
挫折というか、自分の大きさというか。頭の中でまとまらずに書くからこうなる。
結局何か得られた気がした。これは小説を読む上で、とても大きなウエイトを占めている。私の中では。徐々に読むにつれてネタはかぶるし同じテーマであまりにも浅い作品にであったりして困る時がある。
今回もステレオ的感じも多々感じられたが、それでも突っかかって主張してくる部分があった。